長泉寺杖心会(じょうしんかい)は、5月18~19日「弘法大師の足跡を訪ねる 博多 太宰府 福岡の旅」を開催し、参加18名にてお大師様ゆかりの諸寺院を参拝しました。
初日、一行は新幹線で博多へ移動し、博多駅よりバスに乗って先ずは観世音寺へ。同寺院様は、大同元年(806)に唐から帰国したお大師様がしばらく留まられた寺院であるとともに、天下三戒壇のひとつとして大変著名な名刹です。そして境内の裏に「弘法水」と呼ばれる清水が沸き出でており、一行はそちらの御堂でご法楽を捧げさせていただきました。その後、太宰府天満宮、並びに高野山真言宗別格本山南蔵院を巡拝。いずれも大変立派な施設、伽藍に圧倒されながら、福岡の人々の宗教心、およびその悠久の歴史を感じる時間となりました。
翌日は早朝より、博多総鎮守櫛田神社、および大師創建の東長寺を参拝。立派なご本堂でご法楽をあげさせていただいたほか、博多大仏を拝観させていただきました。
そしてその後、今回の旅の一番の目的である真言宗御室派別格本山鎮国寺へ。当寺院様は、総本山仁和寺第43代ご門跡である故立部瑞祐大僧正猊下、並びに第50代ご門跡である立部祐道大僧正猊下のご自坊であるとともに、お大師様が最初に建立された真言寺院として知られ、この度念願叶っての参拝となりました。
そしてなんとこの度、立部祐道猊下が直々に我々一行をお出迎え下さり、護摩堂にてご法楽を捧げさせていただいた後には、猊下より直接ご法話を賜るとともにご本堂(五佛堂)をご案内をいただきました。恐縮至極、大変有難い時間となりました。
鎮国寺を後にした一行は、最後に筥崎宮を参拝し、福岡を後にしました。
今回の旅でお世話になりました諸寺院様、諸神社様、並びにご参加いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。