2月2日(日)、毎年恒例の「節分 星まつり」を奉修しました。


檀信徒皆様が産まれながらに持つ本命星と、今年一年の当たり星である当年星、さらには寿命や福徳をつかさどる元晨星に供養を捧げる「星供養法会」を厳修。ご縁ある寺院僧侶方やお参りの皆様と一緒に「般若心経」、本尊「頂輪王咒(真言)」を唱え、さらには運気を上げると言われる釜鳴護摩供養を行いました。

法会後は縁起物である獅子舞を「備前太鼓唄弘西普及会」の皆様に奉納いただくとともに、「鬼は外!福は内!」と豆まきを行い、除災招福、開運厄除けを祈願いたしました。また、厄除けのために御供いただいたお菓子やお餅などは、参拝者皆様に分けてお持ち帰りいただき、一部は児童養護施設「若松園」様にご寄付させていただきました。
考えてみますと、限りなく広がる宇宙の中に地球という母なる星が存在していて、我々が今こうして生きているというのは大変不思議なことです。地球が太陽と少しでも近ければ、あるいは遠ければ、現在とはまた違う環境の地球となっており、我々が今と同じように存在しているかどうかはわかりません。さらに言えば、地球と太陽との距離だけでなく、銀河系、太陽系の星たちにはすべて引力というエネルギーが備わっており、その実に絶妙なる力関係、めぐり合わせによって地球は地球として存在できているわけです。
それはまさに「密」なるものによる仕業で、その仕組みを科学的に分析してみても、経緯や確率(途方もなく奇跡的な数値となるでしょう)はわかるのでしょうが、そこにどのような意味があるのか?どのような意図や意志に基づくのか?なんてわかろうはずがありません。ただ、我々はその恩恵をありのままに享受し、今こうして生きているわけで、その密なる力の有難さたるや、何ものにも代えがたいものであります。
古くから続く星供養ですが、それはまさにその星の奇跡がこれからも続いて下さい、もし悪いようなら良い巡りになって下さい、と祈願する法会であります。大変おもしろいものでございます。