4月14日(旧暦3月15日)、当山本堂にて、弘法大師の「ご遺告を聴く会」が催されました。
毎年旧暦3月15日に、「朧月夜コンサート」と題して、ご詠歌と和讃による音楽会を行ってきましたが(昨年は総本山仁和寺で「おむろ桜有明コンサート」を開催)、今回は来年の「高野山開創1200年祭」のお待ち受けとして、今一度「ご遺告」から大師の大願を学び讃えようという法要形式での開催となりました。
ご遺告とは、承和2年(835年)3月15日に、弘法大師(同年3月21日入定)が弟子たちを前に述べられた最後のお説法のことで、そこには真言密教を守り伝えていくための25ヶ条におよぶ弟子へのメッセージが記されています。
会の初めに名誉住職より、その内容についてのお話があり、皆で「なるほど~」と大師の願いを共有し、
ご詠歌・舞踊『遍照尊』の奉納。(舞踊は、森本八重子さん、西川昌子さん)
続いて、和讃会ゴスペラーズは、『おぼろ月夜』、『白い花の咲くころ』、『花笠道中』、『祈り』を奉納。
指揮は佐々木英代先生、ピアノは鴨原公子さん
ご詠歌会は、『遍照尊』に続き、『入定和讃』、『相互供養和讃』、『時空を超えて』を奉納。
今回は、音楽だけでなく、参加者全員によるご宝号『南無大師遍照金剛』の念誦行も行われました。
ご協力いただきました皆様には、再度御礼申し上げます。