新年を前にして思う

「凡夫は善悪に盲(めし)いて、因果あることを信ぜず。

ただし眼前の利のみを見る、何ぞ地獄の火を知らん。

羞(は)ずることなくして十悪を造り、空しく神我ありと論ず。

執着して三界を愛す、誰か煩悩の鎖を脱(のが)れん。」

『秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく)』-弘法大師  より

 

本当に大切なものが何かを「わかる」ことはとても難しいことです。

人間は本当に大切なものがわからなかったがために、奪い合いや殺し合いをしてきたように思います。

上記のお大師さまの言葉は、十住心の第一番目「異生羝羊心(いしょうていようしん)」という心を表現していて、それは煩悩への狂酔、愚痴無智なる我々への痛烈な批判です。

 

2012年は今日で過ぎ去り、明日から2013年。

私たちの国の行く末が心配でなりません。

今こそ宗教が立ち上がっていかねばならないことは確かであり、真言末徒である私も頑張っていこうと心を新たにしているところです。

 

さて、今から「除夜の鐘」を鳴らします。

煩悩よ消え去れ!

と、念じながら、新年を迎えたいと思います。

皆様もどうか良い新年をお迎えください。

 

合掌

 

龍門

 

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