3.11原発事故により岡山県へ避難されている方の話を聞いてみんなで話し合う会、その名も「みんなみかた会議」が、1月19日、当山で開催されました。
「みんなみかた」とは「南方」で行われることに由来していますが、みんながお互いに支え助け合い、みんなみかたで居られるような社会を願って名づけられました。
一人目の避難者の方は、仕事のあるご主人を関東に残し、小さな子どもを抱えて岡山へ避難してきたが、家族の別居状態に悩み、社会の無関心と自己嫌悪に苦しむお母さん。
二人目の方は、福島で畜産農家を営み、自給自足の生活を送っていたが、震災、原発事故に遭い、仕方なく飼っていた鶏を残し、家族と共に岡山へ避難されて来た男性。
どちらのお話にも胸がいっぱいになり、司会進行訳にも関わらず、言葉がつまってしまいました。
仏教の基本は、「苦に目を向けること」です。
「苦」を無視して仏教はあり得ません。
現在、3.11原発事故により岡山県へ避難されている方は、900名にのぼります。
岡山県民として、彼らを暖かく迎え入れてあげたいと思いますし、すべての岡山県民の方にも、彼らの「苦」を理解してもらい、「ようこそ来てくださいました!」と声をかけてもらいたいと思います。
次回「みんなみかた会議」は、2月16日(土)午後1時~4時@長泉寺です。
よろしくお願いします。
「みんなみかた会議」
主催:こころをつなぐ虹プロジェクト実行委員会
共催:子ども未来・愛ネットワーク