東日本大震災三回忌法会 岩手県大槌町にて

3月18日(彼岸入りから二日目)、岩手県大槌町にある浄土宗大念寺様の本堂において、釜石市仏教会主催、特定非営利活動法人AMDA共催による「東日本大震災三回忌法会」が行われ、私はRNN(人道援助宗教NGOネットワーク)の一員として、また、真言宗の代表として、参加させていただきました。

ご遺族の方々約50名のほか、現地寺院の各宗派僧侶の方々、AMDA職員様などとともに、大槌町、釜石市における震災物故者をご供養しました。

私は、高野山ご詠歌「金剛講合唱団」の団長であられる朽木昭寿先生とともに、三回忌のご本尊であり、浄土宗の本尊でもある阿弥陀如来様のご詠歌『来迎』をお唱えし、亡くなられた方々、またこれからを生きる現地の方々への「弥陀の救い」を懇願。

岡山からはまた、RNNを代表し、黒住教様と天台宗様も参列され、吉備楽および天台声明をご奉納なされました。

今回は、現地の一般の方から「RNNにも参加して欲しい」とのご依頼をいただいた形で、現地での法要に参加させていただいたのですが、本当に得がたい経験をさせていただくことができました。

二年前の3月18日~28日まで、大槌町と釜石市でAMDA様とともに活動をさせていただきましたが、そのときのことを思い出しながら、当時と変わったところ、全く変わっていないところ、それは物質的なことよりも特に「こころ」について、深く感じる時間となりました。

 

三回忌

それは、「まだまだ」の時でもあり、「これでひとつ・・・」と、ある種の区切りにもなるときです。

どうか、ご本尊阿弥陀如来様の救いが届きますように。

 

『来迎』

いそげ人 弥陀のみ船の通う世に 乗り遅れなば いつか渡らん

南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください