私は、岡山県同宗連(同和問題にとりくむ岡山県宗教教団連絡会議)の総務部会で近年お手伝いをさせていただいていますが、その同宗連が今年で結成30周年を迎えました。
6月7日行われた第30回研修会では、1963年に埼玉県狭山市で被差別部落出身の青年が少女を強姦した上に殺してしまったという「狭山事件」で、現在もなお冤罪と戦っている石川一雄さんを講師にお迎えし、50年におよぶ不当逮捕についてお話を伺いました。
私も昨年、狭山市に行って事件が起こった現地を歩き、検察の主張との食い違いを確認するとともに、検察庁、最高裁を訪れ、キチンとした証拠の開示、再審を行っていただくように訴えてきました。どうか石川さんの無罪が証明され、この世から少しでも差別、冤罪が減ることを願っています。