7月17日、白須賀観音護摩供養夏まつりが奉修されました。
たくさんの歌や踊りに、世界各国の屋台!
今年はいつもよりも子ども達が多く、とってもにぎやかなひとときとなりましたよ。
奥に鎮座されておりますのが、白須賀千手千眼観世音菩薩様です。
皆様どうか、この暑い夏もご無事でお過ごしください。
関係者の皆様、ありがとうございました。
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白須賀観音護摩供養法会願文
謹み敬って、真言教主大日如来、両部界会諸尊聖衆、殊に別しては、蓮華部中、白須賀千手千眼観世音菩薩をはじめ密教伝来三国相承八大高祖、総じては盡空法界一切の三宝に白して言さく
夫れ惟みるに当山有縁白須賀千手千眼観世音菩薩とは、天災、地変より我ら衆生を救い給える霊験灼な菩薩なり。さしづめ一七〇七年、宝永四年東海道の富士山大震災の際、江戸参勤の途次、遠州白須賀で岡山池田藩第四代藩主綱政公の枕辺に化現し、津波の難から藩公を救い導いたるはまさにこの千手観音なり。公は、その尊き功徳後世に伝えんが為、また地震津波による無数の犠牲者の菩提を祈らんが為、備前後楽園慈眼堂にこの観音菩薩像を安置し、その御名を「白須賀観音」と名付けたり。法縁ありて、今日その尊像をここ当山にて祀る
就いて本日の法会は、護持信心の功徳主当山檀信徒各家、同じく本日参集の善男子、善女人の除災招福、家内安全、息災延命、並びに東日本大震災受難死者精霊出離生死頓証菩提、並びに天長地久、即身成仏、密厳国土、風雨順時、五穀富饒、万邦協和、諸人快楽を至心に発願し、本尊聖者に法楽を捧げ奉るものなり。恭しく若干の浄侶を屈請して一座の法筵を開き、真言秘密観音護摩法を修し奉る
仰いで乞う。この護摩火焔によって、煩悩の塵垢を焼き尽くし、ここに集う人らの心豊かな歌や踊り、またその祈りの心によって、本尊白須賀観音所縁の大慈大悲の仏徳が遍満し、この世、密厳浄土ならしめんことを
南無白須賀観世音菩薩
南無大師遍照金剛
惟時平成二十六年七月十七日
護持法主 敬白