6月15日、真言宗岡山市内結衆寺院で構成される「岡山市弘法大師降誕会」主催の「青葉まつり」が長泉寺本堂で奉修され、大勢の方々とともに、弘法大師様のご誕生をお祝いしました。
実はこの「青葉まつり」、今では高野山ほか全国で開催されていますが、発祥は当地岡山にあります。真言宗祖風宣揚会(京都・東寺)により明治30年代に発案され、岡山の後楽園で開催されたことがその始まりだと言われています。その後、真言宗岡山市内結衆寺院(岡山市弘法大師降誕会)により大正7年より毎年欠かさず開催されており、その歴史的意義は大変深いものがあります。
青葉まつりは、毎年市内の各真言宗寺院本堂を持ち回りで会場としており、経費は托鉢にて賄われております。また、書の達人でもあられた空海様にちなんで、子どもたちの習字展も同時に開催しており、老若男女の信仰を集めます。
法要では、稚児大師尊像に甘茶をかけ、みんなで「弘法大師和讃」を奉読するほか、ご詠歌会の皆さんは『誕生和讃』、長泉寺ゴスペラーズの皆さんは『さきがけ(大師の誕生を祝う曲)』を奉納。
今年の法話には、総本山仁和寺の布教師でもあられる、児島吉祥院ご住職・本山敬城師にお越しいただき、とても楽しいお話を頂戴しました。
余興では、中国伝統芸能、二胡の演奏。
最後に、参加者みんなでくじ引きを行い、大盛り上がりで幕を閉じました。
ご協賛、ご協力いただいた皆様には心より御礼申し上げます。