10月22日、23日と二日間にわたり、総本山仁和寺様及び岡山県内各御寺院様方々のご協力のもと、長泉寺「結縁灌頂」が開壇され、無事に結願を迎えることができました。
受者52名の方々が仏様との御縁を結ばれ、晴れて真の仏弟子となられましたことを心から嬉しく思います。
「結縁灌頂」は、弘法大師様が唐へ渡られ、恵果和尚より授けられた真言密教最高の秘儀であり、これまでは本山級の大寺院でないとできないものだとされていました。しかし近年、求道される人々と仏様との御縁を結ぶことのできる灌頂の儀は、たとえ地方であろうともやはり開壇されるべきだという声が強まり、特に総本山仁和寺第四十九世門跡・南揚道猊下(大阪・慈眼院)は、御室派末寺院に結縁灌頂開壇を広く呼びかけられていました。
この度、宗内の多くの諸先輩方々によるご指導ご協力、檀信徒方々のご理解によって、当山のような末寺でも開催することができました。
手前味噌ながら、歴史的なことだと考えています。
関係者の皆様には、衷心より御礼申し上げます。
願わくば、この御縁によって、皆様が益々お幸せになられますように、また、そのことによって御先祖過去精霊にご回向をし、さらには、より良い未来に寄与していけましたならば、法悦至極に存じます。
なお、残念ながら当日の様子はネット上ではお見せすることはできません。ご了承ください。