1月20日(土)、長泉寺寺子屋文化講座vol.15を開催しました。
今回は、「お正月はどこから来るの?~岡山の正月行事~」と題し、岡山民俗学会の大倉寿仁先生にご講演をいただきました。
先生は、岡山各地の多くの正月行事をご紹介下さるとともに、それらの文化の意義についてご教示下さいました。
面白かったものの一つが「お餅つき」。
お餅つきはご近所や親類がなるべくたくさん集まってやるのが良いそうです。
なぜなら、お餅つきはみんなで「つきあう」ものだから。「付き合い」が大事なのはいつの時代も変わりませんよね。そして、ついたお餅は必ず最初に神様仏様にお供えをする。
「お正月はどこから来るの?」という演題でしたが、その答えはズバリ「感謝」じゃないかなと思いました。家族への感謝、周りの方々への感謝、ご先祖様への感謝、大自然への感謝・・・。
そういう様々な感謝の念があるからこそ、みんなでお正月をお祝いするのでしょうし、その文化を通じて、大切なものをしっかり大切にできる人間を地域で育んでいくことができる。あらためて、お正月文化の奥深さ、そしてその大切さを学ばせていただきました。