『大般若波羅蜜多経(以下、大般若経)』を転読し、新年の無事安泰を祈願する「大般若法会」を正月8日、本尊薬師如来の本年最初のご縁日に奉修しました。
般若空の教えを説く大般若経は、玄奘三蔵がインドから唐に持ち帰り、4年の歳月をかけて翻訳された六百巻におよぶ大経です。我が国では奈良時代から宮中や諸大寺院で同経が読まれ、国家安泰が祈られてきました。
当山では毎年正月8日に同法会を奉修し、檀信徒皆様の一年の安泰を祈願しております。今年は新型コロナウイルスの流行により、参拝者皆様には事前の体調確認やマスク着用などの感染防止対策を行っていただいた上での縮小開催となり、毎年恒例となっている余興やお接待も差し控えさせていただきました。
新年が、コロナ禍を克服する一年と成り、皆様が健やかで心豊かに過ごせますよう至心に祈念する次第です。
ご参集いただきました諸寺院様をはじめ、当山総代様、世話人様、ご協力頂きました全ての皆様には心より御礼申し上げます。