12月6日、長泉寺杖心会で出雲大社様へ参拝しました。
昨年まで、8月のお盆行事の結願として、貸切バスで各地へ出向き「施餓鬼法会」を奉修しておりましたが、近年の夏があまりに暑いので、本年より施餓鬼法会は当山本堂で営むことにし、その替わりとして気候の良い時期に「檀信徒日帰り巡礼」を行うことにしておりました。
その第1回目が今回ということだったのですが、せっかく出雲大社へ行くのだから全国八百万の神様が出雲大社へお集まりになるという「神在祭」にぜひ参拝しようということで、旧暦10月10日から17日(本年11月29日から12月6日)にかけて行われる同祭最終日に出向いたというわけです。
神在祭最終日の土曜日・・・、相当の大渋滞を覚悟しての出発となりましたが、事前に駐車予約をしている観光バスに限る特例で、渋滞のない入場口から駐車場へ入らせていただくことができ、なんと予定よりも早く到着。

出雲大社へ着いた杖心会一行34名は、先ずは祓社で心身を浄め、そして松の参道を進み、手水舎で手口を濯いでと、しっかり手順を踏まえて拝殿へ参拝。さらには全国八百万の神様が来ていらっしゃるという十九社、そして素戔嗚尊が祀られる素鵞社及び八雲山を巡拝し、最後に御本殿西側より大国主命を参拝させていただきました(同社主祭神である大国主命が西を向いていらっしゃるため)。


天候も素晴らしく、本当に心地の良いお参りができました。
太陽神である天照大神を祀る伊勢神宮に対して、大国主命を祀る出雲大社は大和の国からみると西側に位置し、日の沈む聖地とされています。帰りの際、古来より多くの人々が信仰をしてきた理由がよくわかる、まことに見事な夕陽を拝むことができました。

ご参加いただきました皆様には、ありがとうございました。