8月19日、昨年秋に新本堂を落慶なされた神峯山大門寺様(大阪府茨木市)へ出向き、同寺本堂濡れ縁に於いて回向塔婆の加持を含む「略施餓鬼法会」を奉修しました(参加31名)。併せて本堂内では本尊如意輪観音菩薩にご法楽を捧げ、添野大真同寺ご住職よりお寺のご紹介を含むご法話をいただきました。
施餓鬼供養法会とは、飢えに苦しむ餓鬼に供養を施し、萬霊並びに檀信徒先祖代々精霊に回向を捧げるための法会です。当山では毎年、各地へ出向いて実施しております。
昼食を取った後は万博記念公園へ移動し、「太陽の塔」、並びに「国立民俗学博物館」を見学。大変暑い一日ではありましたが、参加者皆さまのご協力のおかげもあり楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。
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檀信徒合同盂蘭盆供養法会
毎年恒例の「檀信徒合同盂蘭盆総供養法会」を8月15日午前9時より玉佛堂にて奉修しました。
法会は、法話をさせていただいた後、山内僧衆により声明および理趣経を奉唱。ご参拝いただいた各家過去精霊に回向を捧げました。
台風接近のため天候が不安定でしたが、ご参拝いただいた皆様にはありがとうございました。
なお、当日正午より開催を予定しました「平和の鐘を鳴らそう!」(主催:岡山ユネスコ協会)は、悪天候のため山内僧侶で鐘を撞き祈るのみとし、集会は中止させていただきました。
令和5年 白須賀観音 夏まつり
7月6日、当山に祀られる池田綱政公所縁「白須賀観音」に供養を捧げる「白須賀観音夏まつり」を奉修しました。天候にも恵まれ、実に1,000名にのぼる大勢の方にご参拝いただきました。
宝永4(1707)年、池田綱政公は参勤交代の帰り道、遠州白須賀(現在の静岡県湖西市)の宿で休んでいたところ、当地の観音菩薩が夢枕に立ち「今から大災難あらん。ただちに逃げるなり」とお告げになられたと。公は慌てて避難されましたが、そこへ大地震(宝永地震)が発生。観音様のお告げによって一命を救われ綱政公は、岡山に戻ると後楽園慈眼堂で観菩像を祀られました。それが、白須賀観音です。ところがその後、度重なる旭川の氾濫によって後楽園慈限堂では安置できなくなり、三野の法界院を経て、現在当山観音堂で祀られています。
災厄を除く功徳が高く、天災に備える意識を高めてくれることから、当山では毎年7月に当祭を開催しております。
本年は、11店舗の屋台が出店し、ステージには長泉寺合唱団Naga(ナーガ)、歌のお兄さん あおにぃ、マジシャン廣畑祐輝、うらじゃ連 四季、松原徹の五組が出演、大変盛況でした。豪華賞品が当たるお楽しみ抽選会も大いに盛り上がり、笑い声の絶えない賑やかなお祭りとなりました。
当祭開催にあたりましては、各種ご協力、ご協賛いただきました企業様のほか、多くの檀信徒の皆様より協賛金を頂戴しております(いづみ第343号にご芳名掲載)。心より厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
【協力企業・団体】 ㈱池田動物園 NPO法人 音楽の砦 南方中道長泉寺町内会 あいさか歯科医院 サンヨー薬局 南方店 ㈱南方ホールディングス 医療法人 南方クリニック
【お楽しみ抽選会 景品提供】㈱GROP ㈱中原三法堂 浜店 ㈱肉のクマザワ 本店 割烹かどや 備前味噌醤油株式会社
弘法大師ご誕生1250年 青葉まつり
皆様にもご承知いただいているかと存じますが、本年は真言宗宗祖弘法大師様のご誕生1250年でございます。誕生月であるこの6月には、総本山善通寺様をはじめ各山にて記念法会が行われてまいりましたが、当方岡山におきましてもその記念行事を奉修させていただきました。
先ず宗祖誕生を慶祝する法会「青葉まつり」の前段として、6月11日に東京大学名誉教授の養老孟司先生をお招きし記念講演会を開催。養老先生は、私個人的にも多くの著書を拝読させていただいており、長年にわたって尊敬申し上げる御方でして、そのお話のすべてに仏教が通底していることから、この度の記念事業にぜひ岡山でご講演を賜りたいとご無理をお願いしておりました。
満席の会場で、ここに晴れて実現したことを心から嬉しく思っています。ご来場いただきました皆様にはありがとうございました。
そして6月15日、瓶井山安住院の本堂を道場に「青葉まつり」を奉修。宗祖誕生1250年ということで、ぜひ多くの方にお大師様とのご縁を深く感じていただきたいとの想いから、今年は「受戒会」という特別な形での法会を行いました。一座だけでは足りないだろうということで、午前と午後の二座に分けて行い、それぞれ満席のご参拝をいただきました。ありがとうございました。
これらの主催は「岡山市弘法大師降誕会」によるものでして、旧岡山市内の真言宗寺院(現在15ヶ寺)が結衆して運営しております(事務局当山)。実に大正8年よりこの「青葉まつり」を継続しているのですが、そもそもこの「青葉まつり」という名称自体も岡山市弘法大師降誕会に始まるものでして、その歴史に恥じぬよう力を込めて今回の事業を実施させていただいた次第でございます。
多くの方に様々な形でご支援を賜りましたこと、ここに深く感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。来年よりもぜひ多くの方にご参拝いただきたく、その旨併せてなにとぞよろしくお願い申し上げます。
佐々井秀嶺師 御来山
インド仏教界最高指導者と呼ばれる佐々井秀嶺師(87歳 ※写真中央)が6月10日、当山へご参拝されました。
佐々井師は、岡山県新見市出身。長じて東京の高尾山薬王院にて得度、ご出家された後、タイ国へ仏教留学。昭和42年(1967)にインドへと渡られますが、ある日の夜に大乗仏教の祖である龍樹菩薩より「汝速やかに南天竜宮城へ行け」という夢告を受けます。以降、その「南天竜宮城」の場所であると言われるインド中央部ナグプール市を拠点に、インド初代法務大臣で仏教徒であったB.R.アンベードカル氏の遺教を継承して、インド民衆のために半世紀にわたって身を捧げられてきました。特にヒンドゥーカーストによって触れることも見ることも汚らわしいと差別される人々を仏教へと改宗し、カーストから解放させようとする師の活動は、現在1憶とも2憶とも言われる仏教徒を新たに誕生させており、まさに偉業と言うべきところです。
佐々井師は、長年にわたって師への支援を行ってきた当山とのご縁から、44年ぶりに帰国を果たされた平成21年(2009)長泉寺開山500周年記念大法会をきっかけに来日時には必ずお立ちより下さるようになっておりましたが、コロナの影響で今回は4年ぶりの来日、併せて当山ヘのご参拝となりました。
当日は、ナグプール市で石刻された「必生不動明王」の御尊前で護摩供養法会を行った後、佐々井師の支援者や相談者らが日本全国から訪れ、それぞれが本堂にて師にご面会をされました。師はお一人お一人のお話に耳を傾け、特にはともに涙を流しながら、我々人間の進むべき道を説かれました。
佐々井師に対する支援活動は、平成26年(2014)に発足した南天会が中心となって行っております。皆様にもぜひご関心をいただければ幸いです。
万灯万華供養 本尊大祭
本尊薬師如来の厨子を開け、檀信徒精霊に万灯万華供養の施しを捧げる「本尊大祭」を、5月5日夜より8日にかけて開催いたしました。
初夜(そや)、後夜(ごや)、日中(にっちゅう)と一日三座の理趣三昧法会を三日間にわたって奉修し、結願の8日には真言宗岡山市内結衆寺院15ヶ寺にご参集いただき、中曲理趣三昧法会の法楽を捧げていただきました。さらには、瓶井山安住院(中区国富)副住職の生駒善勝僧正に法話をいただき、ご参拝の皆様に喜んでいただきました。
開催にあたりましては、総代、世話人様には準備片付けと大変お世話になりました。ご参拝いただきました方々を含め、皆様に心より御礼申し上げる次第です。
聖観音立像修繕開眼法会
4月21日、大師縁日法会、樂陽廟春秋祭に併せてまして、昨年秋に台風で倒壊した聖観音立像の修繕開眼法会を行いました。
当観音像は、元々は南方福原家の庭園に祀られていた尊像ですが、昭和60年にご当家よりご寄進をいただき、以来「水掛け観音」と呼ばれ当山参拝者皆さまに親しまれてきました。昨年の台風により倒壊した後、檀信徒皆様に修繕のご寄付を募らせていただきましたところ、福原家を含む21名の御方よりご寄付を賜り、ここに見事に美しく修繕が施されました。
ご協力いただきました皆様には、心より厚く感謝を申し上げる次第です。
「トルコ・シリア地震」被災者救援募金について
今月6日未明にトルコ南部のシリア国境近くで発生したマグニチュード7.8の地震により広範囲にわたって多数の建物が倒壊し、トルコ・シリア両国で今日現在までで4万1000人以上の方が死去され、220万人を超える方々が避難生活を余儀なくされています。岡山の国際医療NGO「AMDA」はさっそく同国被災地へ医師団を派遣し、現地時間の14日にトルコ国の被災地カフラマンマラシュ (Kahramanmaraş) 県に入ったとのことです。
https://amda.or.jp/articlelist/?work_id=7384
長泉寺ボランティア基金会でも寺務所前に募金箱を設置し、同地震による被災者救援のための募金を開始しました。集まった浄財は、RNN人道援助宗教NGOネットワークを通じて、AMDAの活動に寄託されます。どうぞ多くの方よりのご協力をよろしくお願いいたします。
◆「長泉寺ボランティア基金会」寄付金の受付
ゆうちょ銀行 総合口座 15460 30539111
郵便局以外の金融機関から振込む場合は
【店名】五四八 【店番】548 【預金種目】普通預金 【口座番号】3053911
涅槃会
2月15日、涅槃会を玉佛堂にて奉修しました。
涅槃図、並びに十六羅漢図を堂内に掲げ、四座(涅槃講、羅漢講、遺跡講、舎利講)それぞれの和讃を奉唱。釈尊の遺徳を称えました。
令和5年節分星まつり
2月3日節分にあたり、3年ぶりに一般参拝をいただいた上で「節分 星まつり」を奉修しました。
コロナ禍により昨年、一昨年は、僧侶および総代の少人数で、しめやかに「星供養法会」を行うのみでしたが、今年は春の訪れを告げる釜鳴護摩の音や迫力ある法楽太鼓が響く本堂にて『般若心経』、並びに星供本尊の御真言を大勢の皆様(約80名)と一緒にお唱えすることができました。さらには、備前太鼓唄弘西普及会の皆様による「獅子舞」の奉納、節分厄払い豆まきと、立春らしい賑やかな夜となりました。
また、厄除け祈願のためにいただいた多くの御供(お菓子、ジュースなど)をお土産として皆様にお持ち帰りいただき、ご参拝いただいた子供たちをはじめ皆様に喜んでいただけました。
当祭を奉修するにあたり、お力添えをいただいたすべての皆様に心より感謝を申し上げます。
なお、事前にお申込みいただいた「厄除け祈願札」は、ご近所の方には近日中に持参させていただきます。ご遠方、郵送希望の方には2/6月曜日に発送させていただきます。また、可能な御方には寺務所まで取りにお越しいただければ助かります。