第3回みんなみかた会議

3月16日、北区南方にある「きらめきプラザ」にて、「第3回みんなみかた会議~原発事故により岡山に避難されている方の話を聞いてみんなで話し合う会~」が開催。

わたしは、主催をした「こころをつなぐ虹プロジェクト」として司会役をさせていただきました。

第3回目となる今回は、福島県より岡山に母子避難されているお母さんが、家族別居による辛い胸中をお話し下さったほか、町全体が避難区域となり、町民すべてが離れ離れに生活を余儀なくされている福島県浪江町より、復興推進課主幹・玉川啓(たまがわあきら)さんが来岡され、厳しい現地の状態や「協働のまちづくり」へのお取り組みについてお話をしてくださいました。

震災、原発事故をうけて、我々はどうあるべきか?国は?自治体は?NPOは?人間関係は?あなたは?わたしは?

避難や移住をされている方々に必要な支援とは?

岡山に住む私たちは何をどうすればいいの?

お話を聞いた後は、参加者みんなでグループディスカッションのワークショップを行い、意見交換。

時間も限られていましたので、十分、とはいきませんでしたが、多くの気付きやヒントがあり、実り多き会となりました。

他人事ではなく、自分事として・・・。

一部の誰かに任せるのではなくて、未来の子どもたちのためにも自分の考えを示すべき・・・。

主催:こころをつなぐ虹プロジェクトhttp://issin.blog.ocn.ne.jp/、ゆうあいセンターhttp://www.youi-c.com/

共催:よりはぐプロジェクトhttp://blog.canpan.info/yori-hug/

 

 

RNN東日本大震災慰霊祭

RNN人道援助宗教NGOネットワークは、仏教でいう三回忌にあたる3月11日に、黒住教さまの本部神道山ご日拝所において、黒住教、金光教、カトリック、立正佼成会、天台宗、真言宗の6教団参加のもと、宗教を超えた慰霊祭を開催しました。(http://www.rnn.jp/news.html

下記写真は2時46分の黙祷。

当日の映像がIWJチャンネル(ユーストリーム)にて下記URLにて観れます。

http://www.ustream.tv/channel/iwj-okayama4

私も、二年前の3月に遺体安置所を読経してまわったときのことや、現在岡山にいらっしゃておられる避難・移住者の方々のことなどを、少しばかりお話をさせていただきました。

我々真言宗は、「土砂加持法」を厳修。

亡くなられた方々の御霊に回向し、被災地の安寧を祈願しました。

下記は、導師を勤めた光研名誉住職の表白文です。

 

表 白 文 於 RNN東日本大震災慰霊祭

天地(あめつち)の、土浄(きよ)ければ、この世は浄土。神ましまし、佛いませる世界を親(まのあ)たりにせむ。為に大灌頂光明真言、加持土砂法は祈らるべし。東日本大津波地震、福島第一原子力発電所の天災、人災にいのち果てし人、放射能に汚染されし故郷、あぁ今如何に。自来三年目の今日、此処にて至心に神力加持、佛所護念を祈念したてまつる。

真言末資 光研 敬白

 

3.11への祈り おかやま

3.11から二年が経つ3月10日、北区田町にある岡山バプテスト教会にて「3.11への祈り おかやま」が開催され、私も実行委員として司会役を務めました。

岡山には現在、1,000名近い方々が東北や関東から避難・移住をされています。そのほとんどが、福島原発事故による放射能汚染が原因です。

当日は、そのような方々をはじめ、支援団体の方々や、神道、キリスト教、仏教などの宗教者の方々など、様々な人々が集って、3.11で亡くなられた方々に想いを寄せ、「原子力にたよらない未来」を祈りました。

その様子がIWJチャンネル(ユーストリーム)にてご覧になれます。http://iwj.co.jp/wj/open/archives/65814

また、避難・移住者の方々のお話や、様々なミュージシャンの演奏で、会場は涙と笑いに包まれ、素晴らしいひとときとなりました。

まったく不慣れな進行役で失礼しました・・・。

 

会場は愛に包まれていましたよ。

 

準備の段階から、素晴らしい仲間たちと、素晴らしい時間を過ごさせていただきました。

下記は、当日みんなで読んだ「3.11への祈りと誓い」の文章です。ぜひご一読を。

 

3.11への祈りと誓い

 

2011年3月11日の東日本大震災から明日で2年。被災地の人々は、いつか来る春を待ちながら、ひたすら寒さに耐えて日々を過ごしています。幾度となく「あの日さえ来なければ・・・」と涙を流し、「それでもがんばろう」と互いを励まし、そして今日を迎えているのです。

これまでの死者・行方不明者は18,578名(2013年2月末現在)。その中には、逃げられなかったご老人がいました。子どもを抱きかかえながら犠牲になった母親がいました。家族を助けようとして津波にのまれた父親がいました。どんなに泣いても助けが来なかった子どもたちがいました。そのすべての人に尊い人生がありました。

わたしたちは今日、時間を越え、空間を越えて、それらの方々をともに悼み、わたしたちに託された願いに耳を傾けます。

 あの日、東京電力福島第一原発は地震と津波に襲われ、取り返しのつかない事故を起こしました。 2年たつ今も、事故は収束の気配すら見せず、死の灰を拡散し、世界を汚染し続けています。

ある女の子が言いました。「わたしは結婚できるかな。元気な赤ちゃんが産めるかな」。父親と母親は何も言えず、ただただ涙を流しました。

わたしたちは、これまでの豊かな暮らしを続けるために、原子力にたよる国を見て見ぬふりをし、未来のいのちを脅かしてきたのです。このような時代は、責任のあるわたしたち大人の手で、一刻も早く終わらせなければなりません。

わたしたちは今日、ここ岡山バプテスト教会に集い、いのちのつながりの中で生きていることに感謝し、思想や宗教の違いを超えて祈るとともに、東日本大震災で亡くなられたすべての方々、これからを生きる子どもたちに誓います。

 

わたしたちは、被災地のすべての人々と生き物の幸せのために努力します。

わたしたちは、福島原発事故の収束と、原子力にたよらない未来の実現のために努力します。

わたしたちは、大自然に感謝と敬意を持ち、すべてのいのちが安心して生きられる持続可能な世界の実現のために努力します。             

2013年3月10日 

3.11への祈りおかやま 参加者一同

3/10「3.11への祈り おかやま」・3/11「RNN東日本大震災慰霊祭」

3.11より2周年を迎えます。

仏教では三回忌ですね。

日本各地で様々な催しが行われると思います。

岡山における仏教界の動きとしては、3月10日(日)午後四時より、西大寺観音院において、高野山大学OB会主催による「東日本大震災三回忌法会」。

倉敷では、3月11日(月)午後2時半から誓願寺において、倉敷仏教会主催による同法会。

 

わたしは、3月10日(日)午後1時半から、岡山バプテスト教会(北区田町)で行われる「3.11への祈り おかやま」に実行委員として参加します。

東日本大震災で亡くなられた方および未だに発見されない方々、18,554名(2013年2月現在)を悼むとともに、「原子力にたよらない未来」を願って、思想や宗教を超えた祈りが行われます。

また、翌日の3月11日(月)は、黒住教本部神道山において、午後2時半より行われる「RNN(人道援助宗教NGOネットワーク)東日本大震災慰霊祭」に参加し、真言宗「土砂加持法会」を修すとともに、同震災における2年間経った現在の状況(特に岡山での避難・移住者の方について)をお話させていただきます。(写真は昨年一周忌の様子)

皆様のご参加をお待ちしております。