本堂修繕工事の進捗状況

ご案内の「長泉寺本堂修繕工事」進捗状況をご報告いたします。ここ3ヵ月間の変化については、やはり目で確認するのが一番わかりやすいと思いますので、写真を中心にご説明させていただきます。

工事のための仮屋根ができた時点(3月中旬)では、上の写真のような状態にありました本堂の屋根ですが、

3月末にはご覧の通り瓦をすべて降ろし、

4月の頭には野地板を撤去。

4月、5月は、その野地板および垂木の撤去のみならず、屋根を支える桔木(はねぎ)等の構造強化作業を含む、屋根の修繕工事を実施。

本尊大祭が終わった5月9日には、内陣仏具一式を搬出。

同じく13日には、本尊脇侍仏像を客殿床間に遷座。

5月20日ごろには、屋根内部の構造強化と新しい垂木の設置が終わり、

すぐさま新しい野地板を葺く作業に入りました。

5月25日ごろには、その野地板設置作業も終わり、

同じく28日(当ブログ更新日)より、雨漏り除けのシートの設置作業に取り掛かっております。

それにしても、宮大工さんの卓越した技術には感心するばかりです。

わたしは作業を見守ることしかできないのですが、業者さん、宮大工さんとこまめにコミュニケーションを取ることを大切にしながら、工事の無事を日々祈り、新しくなる本堂の使用方法や荘厳、落慶法会等について、頭を巡らせています。

工事状況については、引き続き随時お知らせしてまいります。

よろしくお願いします。

第18回長泉寺寺子屋文化講座

5月17日、「第18回長泉寺寺子屋文化講座」を開講しました。

今回は、「岡山城の城郭配置をめぐる」というテーマのもと、元岡山市教育委員会文化財専門監で現在は岡山城天守閣展示物取扱専門員の出宮徳尚先生にフィールドワークの講師をお勤めいただき、岡山市街地を約6キロほど歩きながら、石垣や堀など城郭の形跡を追いました(参加者32名)。

なかなか暑い一日となり、歩くのも大変でしたが、岡山の歴史に興味のある参加者の皆様にとっては大満足の内容だったと思います。

長泉寺寺子屋文化講座は、二ヵ月に一度開催しています。ご案内の通り、ただいま本堂が改修工事中のため、境内を出てフィールドワーク形式にて開催しています。

次回もご期待ください。

万灯万華供養「本尊大祭」

5月5日から8日にかけて、毎年恒例の万灯万華供養「本尊大祭」を奉修しました。

一日三座のお勤めを三日間。最後の結願には、岡山結衆寺院の皆様ご参集のもと、中曲般若理趣三昧法会を厳修。未熟ながら、弘法大師の末徒として導師を勤めさせていただき、檀信徒各家精霊の菩提はもちろんのこと、縁のある方もない方も、一切すべての生きとし生けるものの幸福を祈念させていただきました。

ご案内の通り、本堂は現在改修中のため、外から見ると写真のような状態ではありますが、防塵シートの中は供養のためのたくさんの灯篭が掲げられています。

法要後には、倉敷一心念誦堂住職の佐伯隆快師よりご法話をいただきました。

ご参拝、ご協力いただきました皆様には、厚く御礼申し上げます。