聖観音立像の修繕について

 ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、「水かけ観音」と呼ばれ親しまれていました当山境内長寿泉に立つ聖観音像が、本年9月台風14号の被害に遭い、倒壊してしまいました。 

 総代会で急遽その対応を協議しましたところ、損傷が激しく、修繕を避けることができない、また、檀信徒の拠りどころである仏像という観点から、皆様に任意のご寄付をお願いし、その修繕費を工面させていただこうという決議に至りました。

 檀信徒の方々をはじめ、当山に心寄せて下さる皆様にはどうかその旨ご理解いただ き、可能な御方にはどうかご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。なお、寄付者のご芳名は同像の台座銅板に刻銘させていただきますので、その旨併せてお知り置き下さいませ。

聖観音立像 修繕寄付 一口五万円也

寄付締め切り 令和五年一月末日

聖観音立像 倒壊前

護身法伝授

12月3日、護身法(ごしんぼう)の伝授を行いました。

護身法とは、真言密教において師資相承されてきた秘法であり、自身の身口意(行動、発言、意識)を清浄なるものとして、その故に自身を護り、佛弟子として即身成仏を生きるためのものです。

ただしこの法は、授戒、灌頂、印可を受けており、機根の整った方のみしか習うことができません。また、そうではない方に教えることも越三昧耶(おっさんまや)といって行者第一の重罪とされます。よって、平成26年10月に当山で行われた結縁灌頂の受者のうち、希望される方19名に限り、印可作法を経て、ご授法いただきました。

ご仏縁に感謝いたします。

菩薩戒の授与
印可作法後、護身法の伝授