核兵器禁止条約賛同署名

2012年5月~12月までに当山寺務所に寄せられた「核兵器禁止条約」の交渉開始等を求める市民署名活動について、主催者の「平和市長会議」http://www.mayorsforpeace.org/jp/index.htmlよりお礼状が届きました。

当山では、引き続き当書名活動を行ってまいりますので、どうぞご賛同ください。

写真は、昨年8月15日「敗戦記念日・平和の鐘」における広島平和文化センター理事長スティーブン・リーパーさんの講演の様子。

世界は未だに武力を以って強者が弱者を制圧する思想で成りったっています=「戦争文化」。

戦争文化は勝者とともに敗者を作り、悲しみや怒りが溢れ、貧困やテロを増やします。

仏教はそのような負の連鎖・悪の循環を「輪廻」と呼び、そこからの解脱を提唱し続けています。

どうか、「戦争文化」から「平和文化」へ。

 

今、資本を持つものの道徳観・宗教観が問われています。

 

一心祈願 核廃絶

一心祈願 世界平和

合掌

寒行奉修

「さっむぅ~~~!」

 

と、誰もが口をそろえた1月25日(金)、

長泉寺御詠歌会の皆さんと、北区矢坂、万成地区を寒行しました。

当山の「寒行」は、毎年大寒のころ、

各家をまわり、ご詠歌をお唱えします。

集められた浄財は、

高野山開創1200年記念行事への協賛と、

RNN人道援助宗教NGOネットワーク~AMDAを通じ、

東日本大震災被災者救援募金にあてられます。

 

今年は本当に寒かったです・・・。

参加された皆さまのご仏行に、合掌九拝

南無・・・。

 

初大師縁日

毎月21日は弘法大師さまのご縁日。

今年も最初の縁日法要が21日9時より催されました。

11時からは、「光研さんの空海プログラム」

みんなで弘法大師さまの著作を読み、光研さんが解説します。

今回は『般若心経秘鍵』より、

「夫(そ)れ仏法遥かに非(あ)らず

心中にして即ち近し

真如、外(ほか)に非(あ)らず

身を棄てて如何(いずく)にか求めん

明暗他にあらざれば

信修すれば忽(たちま)ちに證す」

 

悟りも迷いもすべてあなたの心の中・・・

 

皆さま、今年一年をどう過ごしますか?

どうか身も心もお達者で。

合掌

 

龍門

第一回みんなみかた会議

3.11原発事故により岡山県へ避難されている方の話を聞いてみんなで話し合う会、その名も「みんなみかた会議」が、1月19日、当山で開催されました。

「みんなみかた」とは「南方」で行われることに由来していますが、みんながお互いに支え助け合い、みんなみかたで居られるような社会を願って名づけられました。

一人目の避難者の方は、仕事のあるご主人を関東に残し、小さな子どもを抱えて岡山へ避難してきたが、家族の別居状態に悩み、社会の無関心と自己嫌悪に苦しむお母さん。

二人目の方は、福島で畜産農家を営み、自給自足の生活を送っていたが、震災、原発事故に遭い、仕方なく飼っていた鶏を残し、家族と共に岡山へ避難されて来た男性。

どちらのお話にも胸がいっぱいになり、司会進行訳にも関わらず、言葉がつまってしまいました。

 

仏教の基本は、「苦に目を向けること」です。

「苦」を無視して仏教はあり得ません。

 

現在、3.11原発事故により岡山県へ避難されている方は、900名にのぼります。

岡山県民として、彼らを暖かく迎え入れてあげたいと思いますし、すべての岡山県民の方にも、彼らの「苦」を理解してもらい、「ようこそ来てくださいました!」と声をかけてもらいたいと思います。

次回「みんなみかた会議」は、2月16日(土)午後1時~4時@長泉寺です。

よろしくお願いします。

「みんなみかた会議」

主催:こころをつなぐ虹プロジェクト実行委員会

共催:子ども未来・愛ネットワーク

初薬師縁日

正月8日、今年最初の本尊薬師如来さまのご縁日ということで、

一年の無事、安寧を祈願する大般若経転読法会が奉修されました。

大般若経とは、今から約1300年ほど前、中国は唐の時代ですね、

「西遊記」では三蔵法師という名前で親しまれる「玄奘三蔵」がインドから

17年かけて持ちかえったとされるお経です。

実に全600巻にもおよぶ大経で、

その功徳は凄まじいものがあると古来言われています。

と、言うのも、玄奘三蔵が天竺から持ちかえったこのお経を

中国語に翻訳している間(四年かかったといわれています)、

国中で良いことばかりが起こったそうです。

翻訳作業を終えた玄奘三蔵は、100日後に亡くなったそうですが、

まさに命懸けで持ちかえったお経といえます。

 

さて、その大般若経転読法会の当日は、

先ずは表千家茶道による献茶、御室流華道による献花式。

写経のお供え

御詠歌奉納

御詠歌舞踊の奉納

和讃の奉納(和讃会ゴスペラーズ)

桂米紫さんによる「新春落語」で大笑い!

そして最後に「大般若経転読法会」

 

たくさんのご参拝をいただき、

おかげさまをもって盛大に終える事ができました!

皆様に心より感謝申し上げます。

どうか良き一年を!

 

合掌

 

龍門

 

2013年正月 

皆さま、明けましておめでとうございます。

本年も何卒よろしくお願いします。

今年のお正月はとても良い天気で、気持ちがいいですね。

大晦日の「除夜の鐘」のときも、夜になってから風がピタっと止んでくれたおかげで、寒さもなんとか耐えることができました。

毎年ですが、当山の除夜の鐘は108回で終わりません。

お接待の甘酒を160個用意していますが、それが全部なくなるので160~200回くらいは鐘が鳴っていると思われます。

境内の真ん中には、寒さをしのぐ焚火

皆さま、鐘をついた後は、この焚火を囲んで、歌を歌ったり、

お接待の豚汁を食べたり、お酒を飲んだり、

ほっこりとぬくもられます。

 

私はというと、

鐘の下で、ひたすら皆さまをお加持させていただいています。

寒さに耐えながら・・・。

 

これがわたしの毎年の年越しです。

 

皆さんのお加持を終えて、ようやく焚火のそばに行ったときのあの暖かさ

ったらないですね。

わたしは、このときの皆様の顔がとても好きです。

「あけましておめでとうございます」

と、それぞれに声を交わすのですが、いつも皆さんいい笑顔。

ちょっとお酒も入ってか、焚火の前で心がほっこりとぬくもります。

 

さあ、お寺はお正月8日に「大般若経転読法会」を奉修し、一年の無事、安寧を祈願いたします。

清興では、桂米紫さんによる「新春落語」!

皆さま、どうぞお繰り合わせの上ご参拝ください。

 

合掌

 

龍門