第1回奈良・南都古代寺院巡礼

日本仏教の源流をたずねる旅

第1回奈良・南都古代寺院巡礼が、5月24日から始まりました。

バス出発

長泉寺からバスに乗って、

法隆寺

最初のお寺は法隆寺。

参加者の多くが、「修学旅行以来だ~」と、感激されておりました。

今回の旅には、公益財団法人「元興寺文化財研究所」の専門家の方がご同行され、歴史や文化について丁寧にご説明下さるのでありがたい。

法隆寺

それにしても、やっぱり法隆寺はすごいですね。

金堂

金堂!

五重塔

五重塔!

講堂

講堂!

夢殿

夢殿!

あらためて思いますが、奈良時代の建築力はすごいです。

 

建築力

「篤く三宝(仏・法・僧)を敬え」とは、『憲法十七条』の中の聖徳太子の言葉ですが、柱や梁を見るだけで、国を挙げて仏教を推し進めようとした当時の様子を感じ取れます。

お勤め

修学旅行ではありません。しっかりとお勤めを行います。

中宮寺

中宮寺

法起寺

法起寺

三重塔(法起寺)

日本最古(ということは世界最古)の三重塔 於:法起寺

三重塔の造り

すごい造りです。

法輪寺

法輪寺

当麻寺

二日目もいい天気で、ここは当麻の里。

当麻寺

当麻寺本堂  堂内(撮影不可)には有名な当麻曼荼羅が祀られ、私たちも勤行を奉修。

信貴山

続いて、信貴山朝護孫子寺

信貴山

上の方に見える本堂では、毎日「大般若経転読法会」が行われているそうで、太鼓の音がドンドコドンドコと境内中に響いてます。

信貴山

階段の上がその本堂。商売繁盛を祈念しに、多くの人でにぎわいます。

生駒聖天

最後に、生駒聖天こと宝山寺

生駒聖天

ここも浪花商人の信仰の中心。

生駒聖天

以上、盛りだくさんで楽しい旅となりました。

次回は、7月19日(土)、20日(日)。

飛鳥寺、久米寺、長谷寺、室生寺を参拝します。

まだまだお申込みは間に合いますので、ご希望のお方は当山まで(086-223-7450)ご一報ください。

万燈万華供養「本尊祭」

理趣三昧5月5日から三日間、表題の法会が開催され、5月8日結願には、盛大に「理趣三昧法会」が奉修されました。

献茶献華式

まずは、奉納写経の勤行式と、献茶、献華式にて、ご本尊様にお茶とお花をお供えし、ご詠歌

長泉寺ご詠歌が『いろは』、『本尊』、『万燈万華和讃』、『金剛』、『光明』、『梵音』、『時空を超えて』の七曲を奉納。

和讃会ゴスペラーズ

続いて、和讃会ゴスペラーズが『凞怡微笑(きいびしょう)』と『ひともし∞花供養』を奉納。

金尾英正さんの法話

お昼休憩をはさんで、福山市東福院ご住職・金尾英正さんより『因果これ説法なり』というタイトルのお話をいただきました。

金尾英正さんのお話2

両界曼荼羅を背景に、因果に従わざるを得ない人間の在り方について、深いお説法をいただきました。

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そして最後に、法会の結願として、「中曲理趣三昧」を奉修。トラブルも少しありましたが、皆様の支えがあって無事に終えることができ、ありがたい限りです。

 

 

万燈万華供養「本尊祭」が始まりました。

万灯会

毎年恒例の万燈万華供養「本尊祭」が始まりました。

5月5日から8日まで本尊薬師如来ご尊像が開扉されます。

万灯会2内陣の奥には、金剛界・胎蔵界の両部曼荼羅がかけられるのは、弘法大師空海様が832年(天長9年)に行われた「高野山万燈会」と同様です。

皆様、ぜひお参りください。

法要は下記の通りです。

5月5日(月)18:30~19:30「万燈万華供養・勤行式」

5月6日(火)6:00~7:00「後夜法要」

〃    15:00~16:00「平座理趣三昧」

〃    18:30~19:30「万燈万華供養・勤行式」

5月7日(水)6:00~7:00「後夜法要」

〃    15:00~16:00「平座理趣三昧」

〃    18:30~19:30「万燈万華供養・勤行式」

5月8日(木)6:00~7:00「後夜法要」

〃    10:00~ 献茶献花式/ご詠歌/和讃/舞踊

中食(お接待)

12:00~12:45 法話「因果これ説法なり」 金尾英正僧正

13:00~14:30結願法会「中曲理趣三昧」 真言宗岡山市内結衆寺院

永代供養楽陽廟春秋祭

4月21日、永代供養「楽陽廟」の合同供養祭「春秋祭」が開催されました。

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年2回(4月21日と11月21日)行われる当法会には、いつもたくさんの方がお参りされます。

参加者皆さんと一緒に唱えた『楽陽廟和讃』の中に

「こころに銘し 人間の 尊厳を生き 今ここに 安らぐ御魂(みたま) 等しくす」

「檀越聖霊 総供養 十三佛に導かれ 成三菩提 違うなし いのちを共に 重ねあい 心親しく まつらなむ」

と、あります。

 

時代は、無縁仏にあふれ、多くの方が我が往く末を案じておられます。

お檀家さんの中でも、そのようにご不安を持たれた方も多く、

お寺も「なんとかしたい」との思いで、楽陽廟が建立されたのが15年前。

以来、多くの方に御縁をいただき、共にご供養させていただいて参りました。

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法要の後には、毎月21日恒例の光研名誉住職による「空海プログラム(法話)」。

 

たくさんの方とともに、仏様に出逢えた一日でした。

 

 

ご協力いただきました関係者皆様には御礼申し上げます。

憲法9条は神仏の悲願 ウォーク

九条ウォーク③

4月12日(土)、おかやま宗教者九条の会主催「憲法9条は神仏の悲願ウォーク」に参加し、『般若心経』を唱えながら表町商店街を歩きました。

日本の「平和憲法9条」は、仏教徒で言う「不殺生戒」そのものです。

憲法改悪、集団的自衛権をめぐる拡大解釈など、仏教の教えに反します。

 

少しでも仏教徒の声が届けば幸いです。

弘法大師讃仰「ご遺告を聴く会」

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4月14日(旧暦3月15日)、当山本堂にて、弘法大師の「ご遺告を聴く会」が催されました。

毎年旧暦3月15日に、「朧月夜コンサート」と題して、ご詠歌と和讃による音楽会を行ってきましたが(昨年は総本山仁和寺で「おむろ桜有明コンサート」を開催)、今回は来年の「高野山開創1200年祭」のお待ち受けとして、今一度「ご遺告」から大師の大願を学び讃えようという法要形式での開催となりました。

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ご遺告とは、承和2年(835年)3月15日に、弘法大師(同年3月21日入定)が弟子たちを前に述べられた最後のお説法のことで、そこには真言密教を守り伝えていくための25ヶ条におよぶ弟子へのメッセージが記されています。

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会の初めに名誉住職より、その内容についてのお話があり、皆で「なるほど~」と大師の願いを共有し、

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ご詠歌・舞踊『遍照尊』の奉納。(舞踊は、森本八重子さん、西川昌子さん)

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続いて、和讃会ゴスペラーズは、『おぼろ月夜』、『白い花の咲くころ』、『花笠道中』、『祈り』を奉納。

指揮は佐々木英代先生、ピアノは鴨原公子さん

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ご詠歌会は、『遍照尊』に続き、『入定和讃』、『相互供養和讃』、『時空を超えて』を奉納。

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今回は、音楽だけでなく、参加者全員によるご宝号『南無大師遍照金剛』の念誦行も行われました。

 

ご協力いただきました皆様には、再度御礼申し上げます。

 

花まつり

2014花まつり後楽園

4月8日、「花まつり(お釈迦様誕生会)」が後楽園鶴鳴館で行われました。

岡山市仏教会各宗派寺院による法要のあとは、お説法のほか、歌やくじ引きで盛り上がり、最後に参加者みんなで灌仏の儀を行いました。毎年恒例の当行事ですが、今年も大勢の方々でにぎわい、まさに春爛漫、たいへん華やかな一日となりました。

主催:岡山市仏教会

RNN東日本大震災 祈りの集い

RNNinorinotudoiRNN人道援助宗教NGOネットワーク岡山は、3月11日(火)、黒住教本部神道山ご日拝所において表題の催しを開催し、東日本大震災で犠牲となった方々を追悼し、祈りを捧げました。

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真言宗は土砂加持法要を厳修

『光明真言』

「願くは   善巧方便廻らして   生死の夢を驚かし   大覚尊と成し給へ」

 

下記URLで映像が観れますので、ぜひご覧ください。

http://www.ustream.tv/recorded/44773326

 

 

3.11への祈り おかやま

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2011年3月11日に発生した「東日本大震災」から3年を迎え、今年も「3.11への祈り おかやま」が、開催されました(3月9日日曜)。
午前中は、岡山市北区石関町にある石山公園に集い、佐伯真有美さんとokametic!詩叶純子さんの演奏と、田中優さん(環境活動家)のお話があった後、岡山駅前まで「さよなら原発ウォーク」を実施。実に380名が参加されました。
昼食では、岡山に避難や移住をされた方々によるお店が多数出店された「桃太郎市」(岡山駅前商店街)に、パレード隊一行が合流し、美味しいひとときをすごしました。
午後は、岡山バプテスト教会(岡山市北区田町)で、祈りの会が開かれ、避難・移住者の方のお話や、様々な宗教者による祈り、音楽演奏が行われたほか、「3.11への祈りと誓い」が参加者で読み上げられ、震災発生時刻14:46に黙とうが捧げられました。
関係者の皆様には御礼申し上げます。
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実行委員代表・大塚尚幹さん
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佐伯真有美さん
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田中優さん
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okametic!詩叶純子さん
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「さよなら原発ウォーク」@桃太郎大通り
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午後の部 @岡山バプテスト教会

※これらの写真は、すべて佐伯慎亮さんの撮影によるものです。

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「3.11への祈りと誓い」

2011年3月11日、東日本大震災、福島第一原発事故から、もうすぐ3年を迎えます。同じ空のもと、あの日に失われた多くのいのち、あの日からたくさんの人々が抱えた大きな苦しみに、わたしたちは思いを馳せます。

依然として27万人以上の人々がふるさとを離れて暮らし、避難生活や原発事故による震災関連死は3000人を超えました。被災地の多くは、地震や津波による被害から十分に立ち直っておらず、いまも多大な努力と支援が注がれ続けています。

原発事故の影響で、多くの人々がふるさとに帰れないなか、ある福島の子どもは、「福島に帰りたい。楽しかった福島の家に帰りたい」と、首相あての手紙に綴りました。事故による放射性物質は、多くのいのちを被曝させただけでなく、人々にさまざまな分断をもたらし、幸せを奪ってきました。

福島第一原発では、現在も毎日3000人の作業員の方々が収束作業に従事し、被曝しながら危機的状況と闘っています。しかし、放射性物質は漏れ続け、大地を、海を、すべてのいのちが生きるこの世界を、刻一刻と汚しています。

このいのちの悲しみと怒りを、いったいだれが受け止めるのでしょうか? それでも立ち上がろうとするいのちの声に、だれが耳を傾けるのでしょうか? 

この恐るべき状況の原因となった原発を、わたしたちの国はまだ必要とし、新しく造り、他の国に輸出しようとしています。これまでと変わらない経済最優先の生き方を、まだ続けようとしているのです。

わたしたちは、自分たちが作り上げたこの社会の本当のすがたを見つめ、これまでの過ちを省みるとともに、大自然のこころを我がこころとして、未来へつながる道をともに探り、歩いていきたいと、強く願います。

わたしたちは今日、ここ岡山バプテスト教会につどい、いのちのつながりの中で生きていることに感謝し、思想や宗教の違いを超えて祈るとともに、東日本大震災で亡くなられたすべての方々、これからを生きる子どもたちに誓います。

わたしたちは、被災されたすべての人々と生き物の幸せのために努力します。

わたしたちは、福島原発事故の収束と、原子力にたよらない未来の実現のために努力します。

わたしたちは、大自然に感謝と敬意を持ち、すべてのいのちが安心して生きられる持続可能な世界の実現のために努力します。

                                  2014年3月9日

                                 3.11への祈り おかやま 参加者一同

主催:「3.11への祈り おかやま」実行委員会

【共催団体】イノチネ∞命の根/おいでんせぇ岡山/おーい!止めたいママアクションin岡山/岡山原発被災者支援弁護団/原子力行政を問い直す宗教者の会/原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会/子ども未来・愛ネットワーク/さよなら原発1000万人アクションin岡山実行委員会/さよなら原発ママパパ美作ネットワーク/自エネ組/せとうち交流プロジェクト/脱原発をめざすキリスト者ネットワーク岡山/脱原発をめざす仏教者ネットワーク岡山/ネットワーク寺子屋/みちのくカフェ/よりはぐプロジェクト
【協力団体】RNN人道援助宗教NGOネットワーク/エネパレ岡山/タブララサ/被曝牛のいる希望の牧場を支援する会/放射能防御プロジェクト岡山/みどり岡山/有機生活マーケットいち

 

下記URLより映像が観れます。
さよなら原発のつどい&ウォーク1 http://www.ustream.tv/recorded/44689401(59:25)
さよなら原発のつどい&ウォーク2 http://www.ustream.tv/recorded/44690918(59:10)
祈りのつどい1 http://www.ustream.tv/recorded/44690918(59:10)
祈りのつどい2 http://www.ustream.tv/recorded/44694132(59:57)
祈りのつどい3 http://www.ustream.tv/recorded/44696719(17:56)

 

節分・星まつり

節分星供養法要

2月3日の夜、当山本堂で節分・星供養法要を奉修し、皆様の厄除け祈願させていただきました。

釜鳴護摩

この法要では、「釜鳴護摩」というめずらしい護摩を焚きます。釜の内部と外部の温度差によって「ウ~ン」という不思議な音が鳴り、人間の頭から胸のあたりが振動するような感覚が起こります。そこに太鼓や錫杖の音が加わり、読経の声が相混ざると、ひじょうに神妙な空間が生まれ、心が癒される思いがするのです。

備前太鼓獅子舞

読経のあとは、備前太鼓普及会の皆様による「獅子舞」。子供たちも大騒ぎで会場が盛り上がりました。

豆まき

最後に豆をまいて閉会しますが、当日の山のようなお供えをみんなで分けて持って帰ります。これは、厄をわけて持ってかえるというわけで、お菓子好きな子供たちには大好評です。

 

お世話をいただきました総代様、世話人様には心より御礼申し上げます。