4月12日(土)、おかやま宗教者九条の会主催「憲法9条は神仏の悲願ウォーク」に参加し、『般若心経』を唱えながら表町商店街を歩きました。
日本の「平和憲法9条」は、仏教徒で言う「不殺生戒」そのものです。
憲法改悪、集団的自衛権をめぐる拡大解釈など、仏教の教えに反します。
少しでも仏教徒の声が届けば幸いです。
4月14日(旧暦3月15日)、当山本堂にて、弘法大師の「ご遺告を聴く会」が催されました。
毎年旧暦3月15日に、「朧月夜コンサート」と題して、ご詠歌と和讃による音楽会を行ってきましたが(昨年は総本山仁和寺で「おむろ桜有明コンサート」を開催)、今回は来年の「高野山開創1200年祭」のお待ち受けとして、今一度「ご遺告」から大師の大願を学び讃えようという法要形式での開催となりました。
ご遺告とは、承和2年(835年)3月15日に、弘法大師(同年3月21日入定)が弟子たちを前に述べられた最後のお説法のことで、そこには真言密教を守り伝えていくための25ヶ条におよぶ弟子へのメッセージが記されています。
会の初めに名誉住職より、その内容についてのお話があり、皆で「なるほど~」と大師の願いを共有し、
ご詠歌・舞踊『遍照尊』の奉納。(舞踊は、森本八重子さん、西川昌子さん)
続いて、和讃会ゴスペラーズは、『おぼろ月夜』、『白い花の咲くころ』、『花笠道中』、『祈り』を奉納。
指揮は佐々木英代先生、ピアノは鴨原公子さん
ご詠歌会は、『遍照尊』に続き、『入定和讃』、『相互供養和讃』、『時空を超えて』を奉納。
今回は、音楽だけでなく、参加者全員によるご宝号『南無大師遍照金剛』の念誦行も行われました。
ご協力いただきました皆様には、再度御礼申し上げます。
RNN人道援助宗教NGOネットワーク岡山は、3月11日(火)、黒住教本部神道山ご日拝所において表題の催しを開催し、東日本大震災で犠牲となった方々を追悼し、祈りを捧げました。
真言宗は土砂加持法要を厳修
『光明真言』
「願くは 善巧方便廻らして 生死の夢を驚かし 大覚尊と成し給へ」
下記URLで映像が観れますので、ぜひご覧ください。
http://www.ustream.tv/recorded/44773326
※これらの写真は、すべて佐伯慎亮さんの撮影によるものです。
2011年3月11日、東日本大震災、福島第一原発事故から、もうすぐ3年を迎えます。同じ空のもと、あの日に失われた多くのいのち、あの日からたくさんの人々が抱えた大きな苦しみに、わたしたちは思いを馳せます。
依然として27万人以上の人々がふるさとを離れて暮らし、避難生活や原発事故による震災関連死は3000人を超えました。被災地の多くは、地震や津波による被害から十分に立ち直っておらず、いまも多大な努力と支援が注がれ続けています。
原発事故の影響で、多くの人々がふるさとに帰れないなか、ある福島の子どもは、「福島に帰りたい。楽しかった福島の家に帰りたい」と、首相あての手紙に綴りました。事故による放射性物質は、多くのいのちを被曝させただけでなく、人々にさまざまな分断をもたらし、幸せを奪ってきました。
福島第一原発では、現在も毎日3000人の作業員の方々が収束作業に従事し、被曝しながら危機的状況と闘っています。しかし、放射性物質は漏れ続け、大地を、海を、すべてのいのちが生きるこの世界を、刻一刻と汚しています。
このいのちの悲しみと怒りを、いったいだれが受け止めるのでしょうか? それでも立ち上がろうとするいのちの声に、だれが耳を傾けるのでしょうか?
この恐るべき状況の原因となった原発を、わたしたちの国はまだ必要とし、新しく造り、他の国に輸出しようとしています。これまでと変わらない経済最優先の生き方を、まだ続けようとしているのです。
わたしたちは、自分たちが作り上げたこの社会の本当のすがたを見つめ、これまでの過ちを省みるとともに、大自然のこころを我がこころとして、未来へつながる道をともに探り、歩いていきたいと、強く願います。
わたしたちは今日、ここ岡山バプテスト教会につどい、いのちのつながりの中で生きていることに感謝し、思想や宗教の違いを超えて祈るとともに、東日本大震災で亡くなられたすべての方々、これからを生きる子どもたちに誓います。
わたしたちは、被災されたすべての人々と生き物の幸せのために努力します。
わたしたちは、福島原発事故の収束と、原子力にたよらない未来の実現のために努力します。
わたしたちは、大自然に感謝と敬意を持ち、すべてのいのちが安心して生きられる持続可能な世界の実現のために努力します。
2014年3月9日
3.11への祈り おかやま 参加者一同
【共催団体】イノチネ∞命の根/おいでんせぇ岡山/おーい!止めたいママアクションin岡山/岡山原発被災者支援弁護団/原子力行政を問い直す宗教者の会/原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会/子ども未来・愛ネットワーク/さよなら原発1000万人アクションin岡山実行委員会/さよなら原発ママパパ美作ネットワーク/自エネ組/せとうち交流プロジェクト/脱原発をめざすキリスト者ネットワーク岡山/脱原発をめざす仏教者ネットワーク岡山/ネットワーク寺子屋/みちのくカフェ/よりはぐプロジェクト
【協力団体】RNN人道援助宗教NGOネットワーク/エネパレ岡山/タブララサ/被曝牛のいる希望の牧場を支援する会/放射能防御プロジェクト岡山/みどり岡山/有機生活マーケットいち
2月3日の夜、当山本堂で節分・星供養法要を奉修し、皆様の厄除け祈願させていただきました。
この法要では、「釜鳴護摩」というめずらしい護摩を焚きます。釜の内部と外部の温度差によって「ウ~ン」という不思議な音が鳴り、人間の頭から胸のあたりが振動するような感覚が起こります。そこに太鼓や錫杖の音が加わり、読経の声が相混ざると、ひじょうに神妙な空間が生まれ、心が癒される思いがするのです。
読経のあとは、備前太鼓普及会の皆様による「獅子舞」。子供たちも大騒ぎで会場が盛り上がりました。
最後に豆をまいて閉会しますが、当日の山のようなお供えをみんなで分けて持って帰ります。これは、厄をわけて持ってかえるというわけで、お菓子好きな子供たちには大好評です。
お世話をいただきました総代様、世話人様には心より御礼申し上げます。
脱原発をめざす仏教者ネットワーク主催「脱原発結集」の第4回目が、1月20日、北区中央町の臨済宗妙心寺派蔭凉寺様にて行われました。
今回は、福島県南相馬市にある曹洞宗同慶寺のご住職・田中徳雲さんをお招きし、「3.11後を生きる~南相馬から~」というご講演をいただきました。
田中さんは震災後、一時は修行時代を過ごした福井県にご家族と避難されていましたが、ご家族と深く話し合った結果、福島県いわき市にある奥様のご実家で暮らされることを決意。現在は、いわき市から南相馬にある御自坊へ毎日通われる生活をされています。その道中には福島第一原発があり、被曝線量が高いため、放射線管理士が着用する「鉛でできたブランケット」を身体に巻き付け(まさに袈裟のように)ておられるそうです。
お話の内容は後日You Tubeにアップする予定ですので、そちらをご覧ください(^_^)
現在、岡山には1000名を超える方々が避難や移住をされています。
一方で、様々な理由によってそれを選ばなかった方々も大勢おられます。
避難するのか、しないのか、当事者の一人一人が深く悩み、それぞれが出した答え。
そのすべてが尊重されないといけませんし、他人がとやかく言うことではない。
人間ですから、考え方は当然それぞれ違います。
でも、みんな「いのちをまもろう」と必死になって頑張っているんですよね。
そのことを忘れてはいけないなぁ、と強く思いました。
本当に素晴らしいお話でした。ありがたかったです。
田中さんのお話のあとは、
おなじみの「脱原発行進」!
雨でした・・・涙
でも、約15名ほどにご参加いただき、「原発をやめよう!いのちをまもろう!」と市民の皆様に伝えることができました。
関係者ご各位には、感謝とご慰労を申し上げます。
合掌
2014年初本尊薬師縁日8日、当山本堂にて「大般若経転読法会」が奉修されました。
各家皆様の一年の無事安泰をご祈念し、本尊薬師如来様にご回向。
当日は、まず当山御室流華道教室の牧村吉江さんによる「献花」と、
当山表千家茶道教室の大熊峯子さんによる「献茶」にはじまり、
当山写経会による奉納写経。
続いて、当山ご詠歌会によるご詠歌奉納。『いろはうた』、『本尊』
続いて、ご詠歌舞踊奉納。森本八重子さんと西川昌子さん。
そして、佐々木英代先生指揮による長泉寺和讃会ゴスペラーズによる和讃奉納。
各文化教室の皆さんによる奉納を終えて、10時から「大般若波羅蜜多経転読法会」。
各寺院のご住職様を招いて、ともに大きな声で「大般若経」を読みます。
導師を勤めた私は、「表白」を奉唱。
参加者の皆様も、大般若経のお加持を受けました。
最後に蝦名宇摩さんによる「津軽三味線」演奏。
皆さん、迫力満点の演奏に聞き入っておられました。
お接待の準備に大忙し。今年は、参加者皆様お一人お一人に、手作りのお弁当がふるまわれました。とても美味しいお弁当で、皆さん大満足(^_^)
さて、にぎやかなお正月を終え、一年が始まりました。
皆様、どうかお健やかに!
よき一年にしてください。
住職
皆様、あけましておめでとうございます。
とても穏やかなお正月ですね。
どうかこのまま穏やかな一年になってもらいたく思います。
昨年大みそかの「除夜の鐘」も、それほど寒くなかったせいか、多くのご参拝をいただき、おかげさまで盛況に終えることができました。
お接待の豚汁と甘酒もお参りになった皆様にとても喜ばれて、作った接待講の方々も嬉しそうでした。
さて、いよいよ始まる新年。長泉寺も取り組むべきたくさんの事業を抱えていますが、しっかりやりきりたいと考えています。
8日には新年最初の本尊薬師如来縁日「大般若経転読法会」が当山本堂で営まれ、各家、各人の一年の安泰と、国土安穏、五穀豊饒、万邦協和、乃至法界平等利益をご祈念いたします。
どうぞお繰り合わせご参拝いただきますよう、よろしくお願いします。
住職